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事故防止ケーススタディ 自転車で、こんな事故が起きています
自転車事故の発生状況
交通事故件数に占める自転車事故件数の割合は
高い水準で推移しています。
2020年の自転車乗用中の交通事故件数は6万7,673件で交通事故件数全体に占める割合は17.8%と、未だに2割程度で推移しています(グラフ1)。また、自転車乗用中の死傷者数のうち、20歳未満が27.1%、高齢者が20.8%と、この2つの年齢層でほぼ過半数を占めています
自転車事故のケーススタディ
Case1 車道走行した場合の交差点横断
自転車で車道走行した場合、
交差点横断でどんな危険が潜んでいると思いますか?
信号機のある交差点を自転車で渡るあなた。前には右折しようとする車、後ろには左折しようとする車、横断歩道を渡る歩行者もいます。
急に右折してきた対向車と衝突!
対向車が急に右折してきたため、直進していたあなたと衝突した。
左折する大型車に巻き込まれる!
あなたの姿が大型車の運転手のミラーから見えない「死角」に入ってしまうために起こる巻き込み。車が曲がるときに後輪が前輪よりも内側を通る「内輪差」によるもの。
左折する車を避けようとして、後続車と衝突!
前の車が左折する際、横断歩道上の歩行者に気付き、急停止。その車を追い越そうと、車道の中央寄りに急に進路変更したあなたと後続車が衝突した。
- 歩行者が近くにいる場合、十分に距離をあけてすぐ止まれるよう、スピードを抑えましょう。
- 前から来る右折車に対しては目を合わせたり、手を上げるなどの合図で、自分の存在を運転者に伝えることが大切です。
- 左折車に巻き込まれないようにする場合は、安全な位置で待ちましょう。
Case2 車道走行した場合に駐車している車がいる場合
車道走行した場合に駐車している車がいる場合、どんな危険が潜んでいると思いますか?
自転車に乗っているあなたの目の前にトラックが1台停車中、反対車線にも駐車している車が1台います。
対向車と正面衝突!
反対車線に駐車している車を 避けて飛び出してくる車と衝突。
追い越そうとした車のドアが開く!
駐車しているトラックのドアが突然開いて衝突。
後続車と衝突!
あなたと同じく大型車を避けて追い越そうとする後続車と衝突。
- まず止まってから前後左右の確認を。
- 大型車の右を通るのが難しい場合は歩道を徐行する。(歩行者に要注意)
- ドアが急に開いてもぶつからないよう間隔を開けましょう。
- 後続車がいる場合、通過するまで待ちましょう。