自転車通勤の魅力
自宅から会社まで自転車通勤する人がとても増えています。毎朝の自転車通勤で心身共にリフレッシュして仕事力アップにつながるという声も良く聞きます。自転車通勤をライフスタイルに取り入れている方々にお話を伺ったり、自転車通勤のメリット・デメリット、いまから自転車通勤をはじめる方に知っておいてもらいたいことをご紹介致します。
自転車通勤をしている方にお話を伺うと、多くの方が自転車通勤のメリットについて話してくれます。ですが通勤距離や時間、お住まいの状況などによっては自転車通勤が逆にデメリットになりうる可能性もあります。このコーナーでは、自転車通勤のメリットと共に、デメリットになりうる点や、自転車通勤で失敗しないための予備知識などをまとめました。
毎日の通勤がストレスになっていませんか?朝から自転車をこぐことは運動にもなりダイエットに繋がるだけでなく、風を感じて通勤すればそれだけで気持ちがリフレッシュされます。リラックスした気持ちで一日がスタートするから、職場でも柔軟な発想が生まれるかもしれません。そんな理由から自転車通勤を続ける人が増えています。
毎日の車での通勤がストレスになっていませんか?ほとんどの方が車を利用して通勤をしているはずです。毎日自宅と会社を往復するだけでもガソリン代はかさみます。自転車通勤をはじめれば、最初に自転車を購入する費用はかかりますが、ランニングコストはわずかです。自転車通勤の一番のメリットは、経済的理由があげられるかもしれませんね。
自転車は、ちょっとした距離なら車より早く目的地に着きます。渋滞の時間に縛られることもなく、行き帰りのちょっとした時間で、気になった場所に気軽に立ち寄れる自由さもあります。多少通勤時間が長くても、走ることで季節の風を感じ、体と心をリフレッシュできるのも自転車ならではの良さですね。
慢性的な運動不足に悩まされている方は多いはずです。自転車は有酸素運動に適していると言われています。さらに長期継続しやすく、体への負荷が低い事もあげられます。自転車通勤は今の生活スタイルを変えない、まさに理想的なダイエットと言えます。自転車の購入は必要ですが、スポーツジムやヨガ教室とは違って長い目で見ればとってもお得なダイエットになりますよ。
「明日から自転車通勤をはじめよう!」その意気込みは良いのですが、いきなり自転車通勤をはじめると、思わぬ落とし穴に出会うことがあります。これから自転車通勤をはじめようとお考えの方は、まず次のことに注意してみてください。
いきなり自転車通勤をはじめる前に、自宅から職場・学校までどれくらいの距離があるか確かめましょう。地図上ではたいした距離に思えなくても、実際に走ってみると坂道が多かったり、自転車で走行するには危険すぎたり、ひょっとすると体力的にも厳しい距離かもしれません。できれば実際に通勤・通学する前に休日を利用してコースを走ってみることをオススメします。
自転車通勤・通学に適した距離は運転者の体力に左右されますので一概には決められませんが、だいたい自宅から職場までが自転車で1時間ぐらいの距離であれば自転車通勤圏内にあるといえます。もちろん、コース上に厳しい坂道が多い等、状況に合わせて判断することも大切です。
距離と時間 (片道) |
可 否 |
状況 |
---|---|---|
5km (約10分) |
◎ | 近すぎて物足りない距離 |
10km (約40分) |
◎ | ベストな距離 |
15km (約60分) |
◯ | 途中で休憩するなど工夫が必要 |
25km (約100分) |
× | 他の交通手段と併用も検討 |
※表は平均的な体力が前提です。疲労感は個人差がありますので、自転車通勤をはじめる前に、ご自身がどれくらいの時間なら自転車を運転できるか、余裕をもって確認しておきましょう。
環境に優しいという理由から、自転車通勤を奨励する企業も増えています。しかし、中には「通勤時の安全面が不安」という理由から、自転車通勤を認めていない企業も存在します。自転車通勤を奨励してロッカースペースやシャワー室を完備する企業がある一方、社員の安全面や保険を考慮して、あえて自転車通勤を認めない場合もあります。まずはご自分の会社が「自転車通勤」可能かどうか、確かめておく必要がありますね。
自転車通勤をはじめてはみたものの、会社に駐輪場がなかったり、会社の近くに停める場所がない場合もあります。自転車通勤をはじめる前に、駐輪場の有無を確認し、登録の必要がある場合は、あらかじめ手続きを済ませておきましょう。
自転車通勤・通学は常に季節・天候に左右されます。急な雨対策にレインコートを持ち歩いたり、夏場は日焼け止めグッズや、汗対策、場合によっては着替えを用意しておく必要があります
悪天候時は、できるだけ公共の交通機関を利用する方が安全です。雨天時は滑りやすく、泥はねや視界も悪くなります。強い雨でなければ傘を固定する傘スタンドが便利です。自転車の金属部品も雨だと早く錆びて消耗します。雨の日にどうしても自転車通勤をしなければならない時は、早めに家を出たり、日頃から十分なメンテナンスや装備をしておくことが必要です。
オールシーズン汗に悩まされるのが自転車です。暖かい季節は大量の汗をかき、寒い季節には少量の汗でも体が冷え風邪をひきやすくします。夏の汗対策として速乾性のシャツや着替えのシャツがあると便利です。臭いが気になるようであれば制汗スプレーやデオドラントシートを携帯しておきましょう。冬は着替えの他に防寒グッズもしっかりと準備してください。コンパクトにまとめられるウインドブレーカーや手袋は風を通さない厚手のものを選びましょう。
最近特に自転車の盗難件数が多くなりました。コンビニなどちょっとした時間でもこまめに鍵をかける習慣をつけましょう。駐輪場もできるだけ明るく、人目に付きやすい場所を選び、長期間置きっぱなしにしないなどの工夫が必要です。防犯登録もしっかりとしておきましょう。防犯登録は盗難後、自分の元へ返ってくるためにも必要です。もしもの時のために盗難保険に入っておくのもオススメです。